代襲相続と基礎控除額

代襲相続とは、本来相続人となる人が亡くなったことによりその子が相続人となる制度です。
亡くなった方の相続財産は本来、配偶者とその子で分配します。配偶者や子が相続開始以前に既に他界していたあるいは相続権を失効していた場合には、本来の相続人である子のさらに子（孫）が代わって相続することになります。

代襲相続が生じると、対象者の人数によっては相続人数が増加することもあります。
相続が発生する前に他界していた相続人に子が複数人いた場合、その子すべてが代襲相続人となります。

代襲相続が生じ、法定相続人が増えた場合は基礎控除額も変動します。

• 基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)

代襲相続による法定相続人の増加は基礎控除額も増えるため節税対策に効果的な反面、代襲相続人が遠方で暮らしていた場合や、疎遠であった場合は遺産分割協議が円滑に進まないリスクもあります。

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